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ドローンを飛ばせる場所は?飛行許可区域と禁止区域を理解しよう

2023.08.31コラム

ドローンを飛ばせる場所は?飛行許可区域と禁止区域を理解しよう

ドローンを飛ばせる場所は?飛行許可区域と禁止区域を理解しよう

家電量販店やネットショッピングでも、ドローンが手軽に購入できるようになり、少しずつドローンが私たちの生活に身近になってきました。しかし、ドローンを買ったものの、どこで飛ばせばいいのかわからない、という疑問を持つ方も多いと思います。
ドローンは、「許可が必要な場所」「禁止されている場所」「自由に飛ばせる場所」が、法律等で区分されています。無許可で飛ばしたり、禁止区域でドローンを飛ばしたりすると、法律違反になることもあります。

しかし、これらのルールは少々複雑で、きちんと理解することが大切です。この記事では、どこでドローンを飛ばすことができ、どこでは飛ばすことができないのか、そして、どうやってその区別を理解し守るべきかについて、わかりやすく説明します。ドローンを飛ばす際のガイドとしてぜひご利用ください。

飛行許可が必要となる空域

出所:国土交通省 無人航空機の飛行禁止空域と飛行の方法 https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr10_000041.html

“空港周辺”、”緊急用務空域”、”150m以上の高度”、”人口密集地域”など、航空機の安全性に影響を及ぼす可能性のある空域や、地上の人々に対する落下時の危険性が高い空域では、無人航空機の運用は特別な注意が必要です。そのような場所でドローンを飛ばす前には、必ず事前に国土交通省(具体的には、該当エリアを管理する地方航空局や空港事務所)から許可を取る必要があります。(飛行許可空域)

具体的にひとつひとつ解説します。

空港の周辺空域

空港周辺の規制空域は、すり鉢状に設定されており、空港に近いほど低く、空港から離れるほど高く設定されています。空港等の周辺の空域において無人航空機を飛行させるためには、国土交通大臣の許可が必要となり、また空港設置管理者との調整が必要です。

緊急用務空域

緊急用務空域は、防衛や警察、消防などの公共の機関が災害時等に必要な活動を行うために設定されています。このような区域では、無人航空機の飛行は通常許可されません。これは、緊急事態に対応する公共の機関の活動を妨げないため、またその安全を確保するための措置です。
(緊急用務空域の指定は、国土交通省ホームページや国土交通省航空局のTwitterにて公示されます。)
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html

地表または水面から150m以上の高さの空域

地上または水面から150m以上の高度で無人航空機を飛行させる際には、許可申請を行う前に、その空域を管轄している制御機関との調整が必須となります。
空域を管轄する管制機関の連絡先等 https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000004.html

人口集中地区(DID)の上空

人口が密集している地域(DID地区)でドローンを飛ばすには、国土交通大臣からの許可が必要となります。DID地区内であれば、個人の所有地や無人の河川敷でも、この許可が必要とされます。ただし、屋内や、上部・周囲がネットで覆われたエリアでは、国土交通大臣の許可は不要です。

飛行禁止エリアはWEBサービスで確認

飛行許可が必要となる空域、つまり飛行禁止エリアについて、具体的に確かめるには、WEBサービスを利用します。

SORAPASS

SORAPASSは、無料で利用できるドローン専用飛行支援地図サービス(一部有料機能あり)で、法的に制定された飛行禁止エリア(空港周辺や人口が密集している地域など)や、石油コンビナートなど飛行が危険なエリアの情報を最新の地図上で提供しています。また、天候情報も一緒に確認することが可能です。

SORAPASS
https://www.sorapass.com/map/

安全飛行フライトマップ

「DJI」が提供する安全飛行ドローンマップは、法定の飛行制限エリアを確認できるだけでなく、DJI製品の機種による検索も可能な特色を持っています。アプリのインストールは不要で、様々なデバイスからアクセスできます。一部のDJI製品では、GPS機能により飛行注意区域への侵入を自動的に制御するシステムも装備しています。

安全飛行ドローンマップ
https://fly-safe.dji.com/home

ドローンを自由に飛ばせる場所は?

実はドローンを許可なく自由に飛ばせる場所、というのはあまり多くありません。まず都市部は人口集中地区(DID)に当てはまります。
人口集中地区(DID)外の河川敷や公園、広場などでも、施設管理者である自治体などがドローンに対しての規制をもうけていることがありますので、フライト前には確認が必要です。

私有地

人口集中地区(DID)外の自らが所有している土地や、所有者からドローンフライトへの許可を得ている土地であれば、自由に飛ばすことができます。

屋内またはネットなどで囲われた屋外スペース

屋内または周囲・上部がネットなどで囲まれた屋外スペースでは、ドローンを飛ばすことができます。人口集中地区(DID)の内でもネットに囲われていれば問題はありません。このような環境では、ドローンがその領域を飛び出すことはなく、また他の航空機との衝突や地上の人々への危害が防がれるため、特別な許可を必要としません。

ドローンフィールド・ドローンスクール

屋外のドローンフィールドは、広い空間でドローンを飛行させることが可能です。自然光の下での飛行経験を積むことができます。屋内のドローンフィールドでは、天候の影響を受けずに一年中飛行が可能で、初心者が基本的な飛行技術を学んだりするために活用されることが比較的多いです。なお、人口集中地区(DID)内のドローンフィールドであっても、周囲や上空がネットや柵で囲まれていれば、問題ありません。

ドローンについて、楽しく学ぼう

このようにドローンの飛行許可区域や禁止区域に関する規則は多岐にわたり、日々更新されているため勉強が必要です。もしドローンに興味があるなら、最初の一歩としてドローンスクールへ問合せてみることをお勧めします。
多くのスクールでは無料体験会を開催しており、ドローンを直接操作してみたり、自分で撮影した映像を観たりすることで、ドローンの可能性にふれる絶好の機会となります。その体験からドローンの魅力を感じてみてください。

SKYドローンスクールは、経験豊富な講師の指導の下、ドローンの安全な飛行方法や操縦技術を身につけていただけます。
さらに、広大な屋外施設(神奈川県平塚市)での技能講習により、初めての方でも安心してドローン操作に挑戦していただけます。
無料体験講習のお申し込みも受け付けておりますので、ご興味があればお気軽にお問合せください。

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